2025年6月21日(土)に、with ink.のファンミーティングを開催しました。
昨年から数えて2回目となる今回は、参加者の皆さんにセーラー万年筆のインクを心ゆくまで試してもらう企画となりました。
今回はそんなイベントの様子をお届けします!
目次
たくさんのインクが並んだ会場
まずは参加者の皆さんを迎えた会場の様子をお届け。
今回用意したインクは、事前の告知では「セーラー万年筆のインク全180色」ということだったのですが、皆さんにできる限りたくさんのインクに触れていただきたいという思いから、限定インクや新発売のインクを追加して、なんと「196色」を並べることに!

ひとつひとつ蓋を開けて整列されたインク瓶。その光景を見た参加者の方が、「これ全部開けたんですか!?」「手首が痛くなりませんでしたか」と驚く場面も。


with ink.では、これまでに、インクを使って様々なアイテムを制作してきました。メッセージカードやお手紙、ラッピングペーパーなどなど……。
それらの実物を集め、展示ブースに配置。ウェブサイトの画面越しには見えづらい筆跡や、紙の質感を見ていただけるようになっていました。

スタッフ挨拶からイベントスタート!
いよいよイベント開始!スタッフから注意事項と、参加者の皆さんにお配りしたつけペン・インク試筆帳・インクリストの使い方についてご説明しました。


つけペンは『万年筆ペン先のつけペンhocoro 筆文字ペン先』(以下、つけペンhocoro)をご用意しました。
つけペンhocoroは、サッと水で洗うだけで違う色を付けて書けるので、いろいろな種類のインクを少しずつ試すのに最適です。
試筆帳は、今回のイベントのためにスタッフが作成した冊子で、中にはインクボトルの形が印刷されています。塗りつぶすように使ってもよし、なぞるように使ってもよし、という自由な使い方ができるノートです。
インクリストは、会場に並べた全てのインクの名前がわかるように作成した表で、スタッフの間でも今回用意した大量のインクを管理するために使用されていました。

待ちに待った試筆タイム!
配られたアイテムを持って、参加者の皆さんは早速試筆開始!
インク工房シリーズ、Diptonシリーズ、四季織シリーズなど、テーブルごとにシリーズを分けてインクを並べていましたが、どのテーブルにも人が集まって次々と色を試していきます。


お配りした試筆帳もしっかり活躍。ボトルの図柄の中を塗って、その下に色名を書くという形で使われている方が多かったです。


参加者の方は普段使っていらっしゃる道具を持参する方も多く、水筆を持ってきて色をのばしてみる人、自分のノートに書いてみる人など、試し方は様々でした。
普段どんなふうにインクが楽しまれているのかがわかりやすく、スタッフも興味津々でした。


会場には、つけペンhocoroを洗うために水を入れたグラスをまんべんなく配置していました。
つけペンhocoroを浸すと、試していた色がふわりと広がっていき、綺麗なマーブルに。

周りにブルー系のインクが多いグラスは濃いブルーの水に、ブラウン系のインクに囲まれているグラスはブラウンの水に、と変化していく様子も目に楽しく、インクの魅力の一つが表れていました。
つけペンhocoroをぬぐった紙にも、たくさんの色が!紙の中でにじんで広がることで、インクの中に隠れていた色が出てくる様子が見えます。
インクが付いた紙はスタッフが都度取り換えをしていましたが、参加者の中には「せっかくなので持ち帰ります」という方も。
スタッフとしても、そのまま処分してしまうのはもったいなく、写真におさめさせてもらいました。

今回のイベントは二部制となっていたのですが、第一部では196色全てを試すことができた方はいませんでした。
しかし、第二部の初めに参加者の皆さんへそれをお伝えすると、「コンプリートを目指したくなった」という方が現れ、なんと複数名の方が、限られた時間の中で196色全てを記録していました。
おめでとうございます!

この他にも、参加者の皆さんにご協力いただき、「四季織」シリーズに属しているインクの人気色投票を実施しました。36色が並ぶ中、43名の参加者(ビジネスタイム参加者含む)による結果はこちら!

投票してくださった皆さん、ありがとうございました!

インクファン同士の座談会・交流会
インクの色を試した後には、机をわけて参加者の皆さんでの座談会・交流会を実施しました。
まだ初心者だという方から、数百色を集めているという方まで、様々な方に集まってもらいましたが、インクに対して興味と愛情があるのは皆さん同じ。
「どこからインクを知って、ハマったのか?」「インクにまつわる情報はどこから得ているのか」という情報交換から、「ぜひとも私のインク見本カードを見てください!」と、コレクションのお披露目会にもなっていました。

スタッフとしても、インクファンの皆さん目線で思っていることをうかがえる良い機会となり、「もっと家の近くの文具店にもインクを置いてほしい」「人気カラーを教えてほしい」などのリクエストもいただきました。
おわりに
with ink.として2回目となったファンミーティング。前回より参加者数をぐっと増やし、内容も「できる限り多くのインクを楽しむ」ことにフォーカスしました。
インクファンの皆さんが新しい色に出会う様子、色と色を比較してみる様子、試筆帳を埋めていく様子から、どの色にも楽しみの可能性があると感じられました。
これからも、インクの楽しみ方の広がりを皆さんにお届けできるよう、コンテンツ作りを進めていきますので、どうぞよろしくお願いします。