インクを知る

コレクションをもっと楽しくする『インク見本帳』、皆さんはどうやって作っていますか?

インク見本帳

ボトルに一目惚れして買ったものや名前の響きで購入を決めたもの、さまざまな理由で手元に集まったインクたち。
いざ使おうと思ったときに、「青は青でも、どんな青色だったかな?」など、すぐに色が思い出せなかったり、持っているインクの色を覚えきれず同じような色を買ってしまった、などの経験はありませんか?

そこで役立つのが、紙にインクの情報を書き留めておく『インク見本帳』です。

今回は、普段からインクの魅力を発信しているインフルエンサーさんたちに、どのようなインク見本帳を作成しているのか伺ってみましたので、ぜひ皆さんの見本帳作成の参考にしてみてくださいね。

また、このページからダウンロードできる、with ink.オリジナルのインク見本帳のテンプレートも作ってみましたので、そちらもぜひチェックしてみてください!

インク見本帳とは

インク見本帳とは、わかりやすく言うと「色見本」のことです。
自分の持っているインクはどのような色が出るのか確認するのに役立ちます。インクの紙へのにじみ方や加える水の量による色の変化などを記録することによって、自分のインクライフがもっと快適になります。
さらに、インク名やメーカー名などの情報を載せたり、書き心地などを確かめるのにも最適です。

調和の取れた様々な色の見本帳を作成すると見た目にも美しく感じたり、自分の持っているコレクションの記録が増えていくことによって充足感が持てたりと、よりインクを集めるのが楽しくなっていきます。

インク見本帳のイメージ
ノートにインクの情報を書き留める、紙をカードサイズに切り分けて保管する、といった色々なまとめ方があります。

「どんな見本帳にしたら便利かな?」と考えるのも楽しいですし、新しいインクを買ったらまずは見本帳に書くというのをルーティンにするのもわくわくしますよね。

インフルエンサーさんたちの見本帳

実際にインク見本帳を作成しているインフルエンサーの方たちに、どのような見本帳を作成しているのかを伺ってみました!
どんなことを意識して見本帳を作成しているか、こだわりポイントも教えて頂きましたので参考にしてみてください。

むにゅ(munyu66)さん

まずはInstagramなどでインクの魅力を投稿しているむにゅ(munyu66)さん。
ご自身でTono&Lims Friendship インク「灰被姫(はいかぶりひめ)」や「樹懶(なまけもの)」など、インクの調色も手掛けていらっしゃいます。
そんなむにゅさんが、どのようなインク見本帳を作成しているのかご紹介していきます!

むにゅさんの見本帳1

インクの色や名前のイメージにあわせたイラストも一緒になっていて、そのインクに対する思い入れの深さが伝わってくる見本帳ですよね!
同じインクの色でも濃淡などでさまざまな色があることがわかります。
そして、どんなところにこだわっているかも詳しく教えていただきました。

むにゅさんの見本帳2

むにゅさん:
「1番上のラインはインクの原液を使用して、徐々に水を加えて薄めています。そうすると、水による遊色や色の変化がわかるようになるんです。
字幅の異なる3つのガラスペンで線を引くことで、色の見え方の違いを確認することができます。
文章は『灰被姫』にちなんでシンデレラを書写していて、太字のガラスペンを使用して濃淡の出方を見ています」

むにゅさんの見本帳3

むにゅさん:
「左の円がインクの原液で右にいくにつれて加水しています。ティッシュオフ(インクが乾く前にティッシュでおさえる)をして隠れた色を発見します」

その他にも、お店ごとのオリジナルインクをまとめた見本帳も作られているとのこと。

むにゅさんの見本帳4
香川県高松市に店舗を構える、万年筆と文具のお店『helico』のオリジナルインクを集めた見本帳。
むにゅさんの見本帳5
福岡県福岡市に店舗を構える『アイデアスイッチ』のオリジナルインクを集めた見本帳。

同じお店のオリジナルインク同士は色の相性がピッタリ。
インクを2色あわせて使うときなどの参考にするために、お店ごとのオリジナルインクの見本帳を作成しているそうです!

エム文房具(m.bunbougu)さん

続いてInstagramでインクやペンなど多くの投稿をしているエム文房具(m.bunbougu)さん。
実際に文房具店で働いているというエム文房具さんは多くのインク見本帳を作成されていて、その中から今回は見せ方のアイディアが楽しい3点をご紹介します!

エム文房具さんの見本帳1

とても鮮やかな色見本ですよね!こちらはラメインクのみを集めた1枚。
作成する際のこだわりポイントを教えてもらいました。

エム文房具さんの見本帳2
エム文房具さんの見本帳3

エム文房具さん:
「ラメインクの色見本を作るときにはベースの色を見せる部分とラメの色を見せる部分を意識して塗り分けています。インクボトルの中は水筆で塗っています」

素敵なインクボトルのフレームには、インク帳用にエム文房具さんの友人が作ってくれた、オリジナルのスタンプを使用しているそうです!
フレームへのこだわりも、見て楽しいインク見本帳に一役買っていますね。

続いてはカードタイプの見本帳です!

エム文房具さんの見本帳4
エム文房具さんの見本帳5

エム文房具さん:
「基本的には入手したインクはすべて、カードタイプのフォーマットでインクカードを作成しています。
カードサイズなので、ファイルに収納することができますし、後で順番の入れ替えも簡単で、色比べに便利です」

エム文房具さんの見本帳6

エム文房具さん:
「インクを塗ったときに、スタンプのフレームとにじまないように、事前にインクカードをたくさん作り置きしています」

スタンプを使って一工夫加えれば、オリジナリティが出ますし、遊び心を感じられるインク見本帳になりますね!

エム文房具さんの見本帳7

最後は、色の濃淡が綺麗なインク見本帳ですよね!
クリームソーダのシュワシュワ感もしっかり表現されていて美味しそうです!

エム文房具さん:
「こちらのインク帳は、水筆でインクを伸ばし、インクの濃淡、色の分離、変化を見る目的で作りました。
定番インクを何度も見返したくなるように、大好きなモチーフでインク帳を作成しています。手持ちのインクが増えてきているので、色確認は常にしていて、パッと一目で色の違いを確認できるインク帳はとても便利です。」

エム文房具さんの見本帳8

エム文房具さん:
「インクを水で伸ばすと様々な色が出てくるので水筆で濃淡を演出しています。
またインク帳を作る際には、色の見え方を考えて、裏移りしない紙でも裏面は使わないようにしています。インク帳の場合は、少し贅沢に紙は片面だけ使うのがこだわりです。」

実際にインク見本帳を作ってみた

実際に見本帳を作っている様子

今回、『with ink.』でも実際にインク見本帳を作ってみました!
オリジナルのインク見本帳のテンプレートを作って、『SHIKIORI ―四季織― 万年筆用ボトルインク』の冬7色をインク見本帳にまとめてみました。

実際に作った見本帳

インク瓶の中身を綿棒で塗り、その他はつけペンで作成しています。
いざ作り始めると、とにかく無心になって作ってしまいますね!
「ink」の部分をつけペンで塗るのがとても楽しく、こだわり出したらどこまでも深みにハマる沼要素を持っていると感じました!

with ink.オリジナル見本帳ダウンロード

今回実際に使用したwith ink.オリジナルの見本帳をダウンロードでプレゼント!
A5とA4サイズをご用意しましたので、ぜひ印刷して使ってみてくださいね。

with ink.オリジナルインク見本帳のサンプル

・線に沿って切ると名刺サイズになり、名刺ホルダーでの管理もOK!
・左側には穴を開けるスペースがあるので、穴をあけてリングを通すことも可能。
・右肩の数字記入欄を使って、通し番号やオリジナルの色番号管理も!
・「with ink.」のロゴを白抜きにしたので、インクで塗って楽しんでみてください。

名刺ファイルに色見本を入れている様子
線に沿って切り取れば、名刺ホルダーで管理できます。
左上に穴をあけてリングでまとめている様子
穴をあけて、リングでまとめることも。

おわりに

インク見本帳にインクの情報をまとめておくことで、実際の色味がわかったり、今自分が持っているインクの管理もできたり、過去に買ったインクの記録として残せたりと、とても便利に活用できます。

多くのインクを持っている方、今はまだ少ないけれどこれから増やしていこうと思っている方など、まずはwith ink.の見本帳から作成を始めてみてはいかがでしょうか。
慣れてきたら自分オリジナルの見本帳作成にチャレンジして、手持ちのインクとじっくり向きあう時間も楽しいですよ。