夏の風物詩である花火。夜空を彩る色とりどりの《花》をインクで表現することができたら素敵ですよね。
そこで今回は、難易度別にインクを使った花火の描き方を紹介していきます!
手帳や日記、ハガキなどいろいろな場所に使える花火のイラストを考えてみましたので、季節感のあるイラストが描いてみたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
【初級編】手帳などの狭いスペースにぴったり!線だけで表現する花火
まずは、線だけで簡単に表現できる花火のイラスト。
小さく簡単に描くことができるので、手帳やメモ帳などの狭いスペースにぴったりです。
さっそく、初級編の花火イラストの描き方を見ていきます。
最初に、中心となる点を打ち、3方向に太めの線を引きます。
今回は『SHIKIORI ―四季織― 万年筆用ボトルインク 藤姿』を使用。
続いて、太い線の間を細い線で埋めていきます。
中心から放射状に線を引いていき、線の外側に点を打てば、花火らしさを出すことができます。
さらに、2色目で線と線の間を埋めていきます。もちろん1色で描き切ってもok!
線の密度を上げることで、より豪華に見せることができます。
今回は『SHIKIORI ―四季織― 万年筆用ボトルインク 桜森』を使用。
最後に、お好みの色で花火が打ち上がった軌跡を加えて完成!
【中級編】日記などの装飾に大活躍!きらめくラメが華やかな花火
日記などの装飾にも活躍できる中級編の花火イラスト。
太い線と細い線を組み合わせた立体感のある表現や、ラメインクを使った花火のきらびやかな質感がポイントです!
それでは、描き方を紹介していきます。
しずくの形を意識して、中心の点から放射状に描いてきます。
今回は『つけペン用ボトルインク Dipton エンジェルズラダー/シマー』を使用。
細長いしずく型を織り交ぜることで、花火の軌道を演出していきます。
広がった花火は、重力によって下に落ちていくので、最初の点から上半分には小さなしずく型、下半分には細長いしずく型を配置すると、より花火らしいシルエットに。
仕上げに、しずく型の隙間を埋めるように、線を引いていきます。
太さに強弱ができて、立体的な花火を表現することができます。
太い線と細い線があることで、ラメの見え方にもメリハリが出てきます!
【上級編】ハガキを色とりどりの花火柄に!筆も使ったリッチな花火
ベースにグラデーションを作ったり、筆を使ってたっぷりラメインクを塗ったりと、豪華絢爛な大玉の花火をイメージした上級編。
残暑見舞いのハガキに添えれば、夏の雰囲気満載のお手紙に!
描き方を細かく見ていきます。
明るい黄色の『万年筆用ボトルインク インク工房 染料 20ml 770』を水で伸ばしていきます。
偶然できるインク溜まりを活かしつつ、中心から外側へ徐々に薄くなっていくグラデーションを作ります。
続いて、『SHIKIORI ―四季織― 万年筆用ボトルインク 囲炉裏』で放射状に線を引いていきます。
広がった後に重力で下に落ちていく軌道を意識して下半分は長めの線に。
2色目のインク『SHIKIORI ―四季織― 万年筆用ボトルインク 金木犀』で同じように描いていきます。
途中で線を途切れさせるたりすることで、花火の儚げな印象を演出することができます。
そして、筆を使って太い線を描いていきます。
3色目のインクに『つけペン用ボトルインク Dipton トワイライトロマンス/シマー』のようなラメインクを使用することで、きらびやかな花火に。
おわりに
今回は、線だけの単純な花火から、ラメインクを活かした花火、ベースにグラデーションを作った花火の3パターンの花火のイラストをご紹介しました。
お気に入りの色や形の花火を思い浮かべながら、インクを手に取ってみてはいかがでしょうか。
季節感のあるイラストを使うことで、手帳や日記、お手紙などの手描き文化をより楽しむことができます。
with ink.では、さまざまな季節、イベントに合わせたイラストや手紙の挨拶文などインクで書く/書くことを発信していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。